12月11日(日)、初期消火とAEDについて、それぞれ消火器と蘇生器の取り扱い方を体験する勉強会が東京消防庁により、東伏見コミュニティセンターで行われた。これは同センターと日ごろ柳沢地区で安全防犯パトロールを実施している「にこにこ防犯ネットワーク」の共催で実施された。
近所の住民たち、およそ30人がが朝10時から会場に集まり、全員が順番に、実際に消火器を手にもって、ホースを火元に向けて放水したり、倒れている人(模型)に人工呼吸を施したり、AEDを装着して通電するという体験をした。
消火器では、安全ピンを抜いてハンドルを握りしめるという簡単な動作でも、慌てていると上手くできないということ、さらに炎が天井近くまで上ったら、消火器では手に負えないので、身体の安全を図るために屋外に逃げ出すことが大事であること知らされた。なお、「火事だ~」と大声で叫び、近所の人たちとの連携消火が必要。バケツリレーも大いに役立つ。火は小さいうちに近所のみんなの力で消さないと・・・、大火事になる。
人命救助、これは一人ではできない。最初に気付いた人は周囲の誰かに①119番通報を、②AEDを近所から持って来ること、をそれぞれ頼むこと、③倒れている人の場所の安全を確認すること、それから、心臓マッサージを行う。顎を引き上げて呼吸が楽になるように姿勢を変え、胸の中央部を強く押す。半端ではない、あばら骨が折れるのではないかと思うほど、5cm以上押し込む感じ。口から直接息を吹き込むことも必要だ。AEDが来たら、操作のできる人を探す。居なくても、バッグを開いて、中の説明書通りにセッティングする。番号が振ってあるので、その通りにやればいい。雨が降っていないことが大事である。体験の有無が倒れている人の運命を握る。誤操作や手間取って、倒れている人が蘇生させられず死なせても、犯罪にはならないので、その点は安心して実行するのみだ。(倒れている人を救助しないで放置したら、その方が犯罪なのだ。)
「ほにほに」の世話人も大勢が参加して体験した。1年に1度、毎年、この体験会は実施されるので、毎年参加して、カンを付けることが大事だと思う。
クラッシュ・シンドローム についても勉強することができた。
家屋など重いものに長時間挟まれて、救助された後、死亡する例が阪神大震災の時に多発したが、その理由はカリウムなどの毒素が血液中に流れ込むため。救助した後、医師に診せなければならない。大量に水を飲ませる。歩ける人はすぐ病院へ。
西東京市には 消防車8台、ポンプ車12台、救急車4台が備えられ待機している。更に近隣市との連携もスムーズに行われる。
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