通算31回目となるシルバー交流昼食会を、6月9日(土) お昼から午後2時まで、東伏見コミセンで開催しました。今回は柳沢地区。参加者は28人、スタッフを含めて38名でした。
今回のプログラムは、新町地域包括支援センターの菊池さんの指導による嚥下体操から始まり、昼食、そのあと、西東京市消費者センターに「詐欺の被害に遭わないために」出前講座を開いて頂き、そして、橋本礼子さんたち「琴礼会」の皆さんによる大正琴の音色に合わせてみんなで歌をうたいました。和気あいあい、和やかな雰囲気で、賑やかなおしゃべりと歌声でした。
交流昼食会はまちの人たちが知り合う絶好の機会ですが、それと同時に、暮らしやすいまちづくりのために、普段、気になること、改善して欲しいことなど意見を出してもらい、解決を考える会でもあります。
食事をしながら意見交換をしました。柳沢・新町地区は東西に細長く、西武新宿線と中央線の間に位置するまちですが、交通は利便性の低いところです。『よしみつ』という八百屋さん・魚屋さんが最近廃業したことについて、柳沢団地の方々は買い物が不便になった、遠くまで買い物に行かなければならなくなった。バスが通らないし、自転車はもう乗らなくなったから、歩いていくには遠くて困っている、買い物難民だと、訴えていました。コンビニは近くにあるがイヤだ、商品が豊富で新鮮で廉価なスーパーがいいと。
これは柳沢だけでなく、どこででも耳にする最近の事情。住みやすいまちづくりを標榜する私たち、聞いても容易に解決できない課題。
琴礼会の皆さんの大正琴による演奏が始まり、配られた歌集を見ながら、みなさん軽やかに歌い始めたの見て、救われた思いのスタッフでした。
市内、どこに行っても問題だらけ。狭い道路と歩道。住みやすいまちになるにはまだまだ。しかし、地域に住んでいる人たちと知り合い、顔見知りになって、声掛けができる間柄になって、お互いを気遣いながら助け合って生活できるところ、これはお店事情、道路事情、交通事情よりもはるかに大事な住みやすいまちの基本だと気を引き締めました。